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ぜんそくってどんな病気?原因と対策について


子供の咳が長引いているときや、呼吸の際にゼイゼイヒューヒューといった音(喘鳴/ぜいめい)が聞こえるときは、ぜんそくの疑いがあります。
子供のぜんそくは「小児ぜんそく」と呼ばれ、早期治療がとても重要です。通常、小児ぜんそくは大人になるにつれて治ることがほとんどですが、治療をせずに放っておくと、大人になっても治らない可能性があるのです。
ここでは小児ぜんそくの原因と対策について理解を深めましょう。

小児ぜんそくとはどんな病気?

日本人全体のうち約3%はぜんそく患者だといわれています。小児ぜんそくに関していえばその割合はもっと多くなり、しかも年々増加傾向にあります。小児ぜんそくは気管支に慢性的な炎症が起こり、たんの詰まりや腫れによって気管支が狭くなり空気が通りにくくなる病気です。「発作的に喘鳴を伴い、呼吸困難を繰り返す疾患」という定義がされています。
喘鳴や息切れ、胸の圧迫感、咳の発作などが主症状です。発作は早朝や夜間に強く起きやすく、発作の度合いは軽度・中度・重度の3段階に分けられます。ぜんそくを発病する子供のうち、約30%は1歳までに発病します。発病した子供の約半数は10~20歳までに症状が消えますが、大人になってから再度症状が出現することもあり、子供の頃ぜんそくが重症であった子ほど、大人になってもぜんそくが残りやすい傾向にあります。

小児ぜんそくの発作とケアの仕方

小児ぜんそくの発作は、程度に合わせたケアを行うことが大切です。

  • 軽度の発作
    咳の発作や軽い喘鳴がみられます。日常生活もほぼ普段通りで、睡眠や食事に支障をきたさないのが軽度の発作です。発作が起きたときは安静にして呼吸しやすい体勢にする、水分をこまめに摂るようにするといったケアが必要です。
  • 中度の発作
    ゼイゼイヒューヒューといった音がはっきりと聞こえます。寝つきが悪くなったり食欲が低下したりするため、日常生活に支障が出始めます。子供の元気がなくなり、食事が少ししか食べられないため体力も低下しやすくなります。乳児の場合は泣き声が短くなり、授乳が難しくなります。幼児では不機嫌になる、ぐったりするといった症状もみられます。喉ごしの良い食事を心がけ、水分を多めに摂るようにするのがケアのポイントです。薬が処方されている場合は、医師の指示通りに使用するようにしましょう。
    横になると呼吸がしにくいので、発作が起きたときは縦抱きにしたり座らせたりして、呼吸しやすい体勢にしてあげます。発作の出ていないときもできるだけ安静に過ごすことが大切です。
  • 重度の発作
    重い発作が起きると、夜眠ることができず食事も食べられなくなってしまいます。強い呼吸困難に陥り、全身で息をするようになるのが特徴です。日常生活を送るのが難しくなり、一人でトイレや洗面に行けなくなるケースもあります。
    唇が紫色になるチアノーゼがみられる場合は、夜間でも医療機関を受診する必要があります。

吸入や服用によって発作を抑える薬や呼吸を楽にする薬を使用し、起きた発作を鎮めるようにします。また、次の発作が起こりにくくよう、家庭環境を整えることも重要です。乾燥や気温差が傷ついた喉の粘膜を刺激すると発作が起きやすくなるので、ホコリやチリ、花粉などの汚れが室内に留まらないよう掃除を心がけましょう。空気清浄機も有効です。

小児ぜんそくの原因のほとんどはアレルギー

実は、小児ぜんそくの原因の多くはアレルギーだといわれています。ダニやホコリ、カビといったアレルゲンによってぜんそくが引き起こされるケースが多いのです。
猫や犬を飼っている家庭では、動物の毛もアレルゲンになり得ます。
また、花粉や昆虫もアレルゲンになりうるので注意が必要です。

参照

第一三共ヘルスケア
日本医科大学